ボンファンデ古墳は、慶州の市街地、路東洞にある新羅の古墳です。漢字では鳳凰台と書きます。芝に覆われた大きな円墳で、墳丘の上には幹のごつごつした古木が立っています。24時間開いていて入場無料、予約不要です。
覚えておく決まりはひとつ。墳丘には登らないこと。見るだけなら数分で終わるので、すぐ南の大陵苑や、夜の中央市場と同じ日に組むのが現実的です。

🌳 ボンファンデ古墳(慶州)はどんな場所か
市街地を歩いていると、建物の並びの先に急に緑の丘が現れます。それが鳳凰台です。チケットも閉門時間もない王の墓が、街の真ん中にそのまま座っています。
目を引くのは墳丘の木です。なだらかな芝の丘に、幹の太い古木が根を張っています。新羅の王の墓で上に木が育っているものはほとんどなく、慶州で古墳をいくつか見たあとだと、この姿がよけいに目に残ります。
Googleマップの評価は4.5(レビュー638件)。手入れが行き届いていて静かだという感想が多い一方で、周りにほかの見どころが少なく、あっけなく見終わったという人もいます。鳳凰台だけを目当てに来ると拍子抜けするので、近くの古墳とまとめて回る前提で組んでください。
🕒 営業時間・定休日・料金(予約不要)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 24時間(月〜日) |
| 定休日 | なし |
| 入場料 | 無料 |
| 予約 | 予約不要 |
| 見学時間の目安 | 見るだけなら数分 |
| 場所 | 慶尚北道慶州市 路東洞(大陵苑の北側) |
| 注意 | 墳丘に登るのは禁止 |
チケットが要らないので、並ぶ場面もありません。夜明け前でも夕食のあとでも、通りから立ち寄れます。
⚠️ 墳丘に登るのは禁止:決まりと撮り方
芝の斜面はなだらかで、少し上がってみたくなる形をしています。それでも登るのは禁止です。王の墓に登るのは礼を欠く行為とされ、韓国では罰則の対象にもなります。
墳丘には登らない。これを覚えておけば、24時間いつ寄ってもいい場所です。
- 木と丘の形を1枚に収めたいなら、何歩か下がって撮ります。スマホの広角が役に立ちます。
- 時間帯は自由です。夕方は、空を背にした枝ぶりがよく見えます。
- 道を渡った西側(路西洞)にも古墳が並んでいます。鳳凰台から続けて歩けます。
🚌 行き方:慶州市内に着けば歩いて行ける
慶州には地下鉄がありません。市内の移動はバス、タクシー、徒歩の3つです。鳳凰台は市街地の真ん中にあるので、市内に入ってしまえば足で回れます。
高速バス・市外バスで来る場合
釜山や大邱からのバスは、市街地の西側にある高速バスターミナルか市外バスターミナルに着きます。2つはすぐ近くにあり、どちらからでも鳳凰台までは歩ける距離です。
Naver MapかKakao Mapで「경주 봉황대」と検索すると、今いる場所からの徒歩ルートと所要時間が出ます。頭に地名(慶州)を付けるのは、同じ名前の場所がほかの町にもあるからです。
KTXで来る場合
KTXの停車駅は、市街地から離れた郊外にあります。駅から市内へは路線バスかタクシー。どのバスが早いかは時間帯で変わるので、同じ地図アプリで駅から鳳凰台までのルートを出し、表示された便に乗るのが確実です。2人ならタクシーを割り勘にするのも手です。
帰りの最終列車から逆算する
その日のうちに釜山やソウルへ戻るなら、先に帰りの最終KTXを決めておきます。時刻はコレイルの公式サイト(letskorail.com)で、乗る日付を入れて確認。最終便の発車時刻から、市内から駅までの移動時間を引いた時刻が、市内を出るリミットです。
駅へ向かうバスは道の混み具合で前後するので、少し余裕を持たせてください。帰りのKTXは日程が決まった時点で予約しておくと、心配がひとつ減ります。バスで帰る場合も、最終便を先に確かめる考え方は同じです。
釜山から日帰りで夜景まで見て帰る流れは、東宮と月池の記事で詳しく書いています。

🗺️ モデルコース(半日・1日)
鳳凰台は24時間開いているので、どの時間帯にも差し込めます。表の時刻は目安です。鳳凰台以外の営業時間は、出かける前にそれぞれ確かめてください。
半日コース(朝の古墳めぐり)
| 時刻 | 場所 | メモ |
|---|---|---|
| 08:00 | 皇南パン本店 | 8時開店。焼きたてを1個 |
| 08:40 | 鳳凰台 | 木と丘を撮る。滞在15分 |
| 09:00 | 道の西側の古墳群(路西洞) | 金冠塚などが並ぶ |
| 09:40 | 大陵苑 | 鳳凰台のすぐ南 |
| 12:00 | 成東市場で昼食 | 空の皿に、おかずを自分で盛る |
1日コース(夜まで残る)
| 時刻 | 場所 | メモ |
|---|---|---|
| 08:00〜12:00 | 半日コースと同じ | 皇南パン本店から大陵苑まで |
| 12:00 | 成東市場 | 旧慶州駅の向かい。昼食 |
| 14:00 | 国立慶州博物館 | 入場無料。古墳から出た品の実物を見る |
| 日没の1時間前 | 東宮と月池 | 明るいうちに入り、暗くなるまで残る |
| 日没後 | 中央市場の夜市 | 18時から本番。移動はタクシーで |
| 最終便から逆算 | 駅・ターミナルへ | KTXの駅へはバスかタクシー |

🍞 近くで食べる:ひとりで入れるか、言葉は通じるか
鳳凰台の前後に食べるなら、次の3か所が組みやすいです。どこも注文のやりとりが少ない買い方なので、ひとりでも2人でも入りやすい部類です。
| 場所 | 買い方 | ひとりで | 言葉 |
|---|---|---|---|
| 皇南パン本店 | 8時開店・年中無休。焼きたてを1個から | 入りやすい | 頼み方のひと言を覚えると早い |
| 中央市場の夜市 | 18時から本番。12,000ウォンの箱に4品を詰める | ひとりなら箱1つ | 指差しで選べる |
| 成東市場 | 空の皿1枚に、並んだおかずを自分で盛る | 入りやすい | ほとんど話さずに済む |
日本語や英語がどこまで通じるかは、店と人によります。3か所とも品物を見ながら選べるので、数字と指差しがあれば足ります。焼きたてを頼むひと言は皇南パン本店の記事、箱の詰め方は慶州中央市場の記事にあります。
🙆 寄って満足する人、物足りない人
寄ってよかったと思いやすいのは、次のような人です。
- 大陵苑の定番はもう見た、2回目以降の慶州
- 街歩きの途中に、数分だけ古墳を挟みたい
- 夜の中央市場の前後に、もう1か所寄りたい
古墳の中や出土品まで見たい人には物足りないはずです。鳳凰台は外から眺める場所なので、出土品の実物は国立慶州博物館で見てください。こちらも入場無料です。
📜 歴史は手短に:路東洞と路西洞の古墳
慶州は新羅の都でした。市内の平地にはいまも大きな円墳がいくつも残っていて、古墳のすぐ横を車や人が行き来するのが、この町の普段の景色です。
鳳凰台は新羅の王の墓とされる円墳です。発掘はされていないので、誰が眠っているのかは分かっていません。
地名の路東洞は「道の東」、向かいの路西洞は「道の西」という意味で、古墳群はその道をはさんで東西に分かれています。新羅の金冠が見つかった金冠塚は、西側の路西洞にあります。
💬 短く答えると
ボンファンデ古墳と鳳凰台は同じ場所?
同じです。鳳凰台を韓国語で読むとボンファンデになります。
入場料と予約は?
入場無料、予約不要です。24時間開いていて、定休日もありません。
墳丘に登ってもいい?
登るのは禁止です。罰則の対象にもなります。
どれくらい時間を取ればいい?
鳳凰台だけなら数分。路西洞側の古墳と大陵苑まで回るなら、朝から昼までの半日です。
夜でも行ける?
行けます。24時間開いているので、中央市場の夜市の前後に寄れます。
釜山から日帰りできる?
できます。帰りの最終KTXを先に調べて、市内を出る時刻を逆算してください。
📝 まとめ
- 鳳凰台(ボンファンデ古墳)は慶州の市街地、路東洞にある新羅の古墳。墳丘の上に古木が立つ
- 24時間・定休日なし・入場無料・予約不要
- 墳丘に登るのは禁止。全体を撮るなら何歩か下がる
- 見学は数分。路西洞側の古墳群と大陵苑を同じ朝に回る
- 地図アプリでは地名の慶州を付けて検索する
- 日帰りなら、帰りの最終便から逆算して市内を出る