国立慶州博物館は、東宮と月池から歩いて10分ほどのところにあります。慶州は千年近く新羅の都でした。古墳から出た金冠も、エミレの鐘の名で知られる聖徳大王神鐘も、ここで見られます。常設展は入場無料で、予約は要りません。
Googleマップに載っている時間では、毎日10時に開いて18時に閉まります。土曜だけは20時まで。レビューは13,378件で平均4.6です。無料のロッカーがあるので、荷物を預けて手ぶらで回れます。
仏国寺も大陵苑ももう見た、という2回目以降の慶州にも向いています。気をつけたいのは1点だけ。2022年に開いた館内の図書館「新羅千年書庫」は、土日と祝日が休みです。

🏛️ 国立慶州博物館の開館時間・休み・料金
展示館と図書館で、休みの曜日が違います。
| 施設 | 開館時間 | 休み | 料金 |
|---|---|---|---|
| 展示館 | 10:00〜18:00(土曜は20:00まで) | 曜日の定休なし | 無料 |
| 新羅千年書庫(図書館) | 10:00〜18:00 | 土・日・祝日 | 無料 |
- 予約:不要。入口からそのまま入れます
- 電話:054-740-7500(日本からは+82-54-740-7500)
- 駐車場:あり。障害者用の区画もあります
- 館内:無料ロッカーとカフェあり
- 言葉:解説には英語が付いています。日本語がない展示も、スマホのカメラ翻訳で読めます
- 一人旅:敷地は静かで、一人でも気兼ねなく回れます
展示館の時間は執筆時点(2026年10月)のGoogleマップによります。書庫の時間と休みは韓国観光公社の資料からです。旧正月や秋夕の連休に行くなら、公式サイトで休館日を確かめておくと安心です。
ベビーカー・車いす・授乳室の場所
韓国観光公社のバリアフリー情報をもとにまとめました。場所まで書かれているものを先に挙げます。
- 車いすの貸し出し:正門
- 授乳室:新羅歴史館の中
- 主出入口:スロープがあり、車いすのまま入れる
- ベビーカーの貸し出し、エレベーター、障害者用トイレ、障害者用駐車場、音声案内機の貸し出し:いずれもあり
ベビーカーとエレベーターの場所までは載っていません。車いすを貸している正門で聞くのが早いです。
子ども連れなら、雨の日曜と、5月5日のこどもの日の連休は外すと楽です。雨宿りの家族連れで館内が埋まり、トイレには列ができます。
🚆 行き方:新慶州駅・バスターミナル・瞻星台から
KTXで来るなら、降りるのは新慶州駅(KORAILの英語表記はSingyeongju)です。駅は市街地から離れているので、博物館まではタクシーが早い。運転手には「国立慶州博物館(국립경주박물관)」の表記を見せれば通じます。地図アプリでも同じ文字で出てきます。
| 区間 | 手段 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ソウル駅 → 新慶州駅 | KTX | 約2時間 |
| 釜山駅 → 新慶州駅 | KTX | 約30分 |
| 新慶州駅 → 博物館 | タクシー | 約20分 |
| 高速・市外バスターミナル → 博物館 | タクシー | 約10分 |
| 瞻星台 → 博物館 | 徒歩 | 約15〜20分 |
| 東宮と月池 → 博物館 | 徒歩 | 約10分 |
バスなら、NAVER MapかKakao Mapで博物館を目的地に入れてください。出てきた番号と乗り場に従うのが確実です。大陵苑や瞻星台のあたりにいるなら歩くのが手軽です。遺跡の芝生を横に見ながら南東へ進めば着きます。
帰りの最終KTXは、慶州に着いた時点で確かめておきましょう。18時に閉館して、新慶州駅まではタクシーで20分。土曜に20時まで粘ると、駅に着くのは20時半ごろです。時刻はKORAILの公式サイトで確認できます。
🔔 エミレの鐘(聖徳大王神鐘)は屋外の鐘閣に
鐘は屋外の鐘閣に吊られています。展示館に入る前でも後でも、庭を歩けば見に行けます。
正式な名前は聖徳大王神鐘。新羅の景徳王が父・聖徳王をたたえるために造りはじめ、次の恵恭王の代、771年に完成しました。重さはおよそ19トン。「エミレ」という呼び名は伝説から来ています。子どもを溶けた金属に投じてようやく鐘が鳴り、その音が母を呼ぶ声に聞こえた、という話です。
近くで見てほしいのは胴の浮き彫りです。香炉を捧げてひざまずく飛天が、1,200年以上たった今も細い線まで残っています。鐘閣のまわりを一周して、面ごとに見比べてみてください。保存のため、今は定期的には鳴らしていません。

👑 金冠は新羅歴史館、池の出土品は月池館
展示館はいくつかの建物に分かれていて、そのあいだを庭がつないでいます。回る順はこれがおすすめです。
- 新羅歴史館:新羅のはじまりから終わりまでを時代順にたどる館。古墳から出た金冠はここ。最初に入ると、あとの館がぐっと見やすくなります
- 月池館:東宮と月池から出てきた品を集めた館。月池の夜景を見る予定があるなら、昼のうちに
- 新羅美術館:仏像を中心にした仏教美術
- 庭:石塔や石仏が屋外に並び、歩きながら見られます
ソウルの国立中央博物館を見た人にも来る価値があります。新羅が周りの国とどう関わり、何が独特だったのかは、ここのほうが深く追えます。全部をじっくり見れば1日かかる量です。時間がない日は新羅歴史館と鐘の2か所に絞ってください。
博物館から東宮と月池までは歩いて10分です。夕方に行くなら、入る時間の目安を東宮と月池を夜に見る回り方にまとめています。
📚 新羅千年書庫は平日だけ開く館内の図書館
新羅千年書庫は、2022年12月15日に開いた博物館の図書館です。もとは収蔵庫だった建物で、韓屋をかたどった外観はそのまま残し、中は現代的な内装に改めました。この改装は、韓国室内建築家協会(KOSID)が主管する「2022年ゴールデンスケールベストデザインアワード」で協会賞を受けています。
棚にあるのは、博物館が出した本、国内外の展示図録、新羅と慶州学の本です。別室のブックキュレーションルームには、学芸員と司書がテーマごとに選んだ本が並びます。ブックトークや本を分け合うイベントも開かれます。図録は写真が中心なので、韓国語が読めなくてもめくっていて飽きません。
開いているのは月〜金の10:00〜18:00で、無料。土日と祝日は閉まります。週末だけの慶州なら、書庫は外観を眺めて終わりと考えておいてください。

🕘 モデルコース(半日・1日)
半日:午前に博物館だけ
| 時刻 | 動き |
|---|---|
| 10:00 | 開館と同時に入る。荷物は無料ロッカーへ |
| 10:10 | 新羅歴史館で金冠を見る |
| 11:10 | 屋外の鐘閣でエミレの鐘 |
| 11:30 | 月池館 |
| 12:10 | 新羅美術館と庭の石塔 |
| 12:40 | 博物館を出て昼ごはんへ |
1日:書庫が開いている平日に
| 時刻 | 動き |
|---|---|
| 10:00〜12:40 | 半日コースと同じ |
| 12:40 | 新羅千年書庫で図録をめくって休む |
| 13:30 | タクシーでソンドン市場へ、昼ごはん |
| 15:00 | 大陵苑と瞻星台を歩く。途中で皇南パン |
| 日没の1時間前 | 東宮と月池へ |
昼のソンドン市場は、空の皿1枚に並んだおかずを自分で盛っていく形なので、一人でも気軽に食べられます。盛り方はソンドン市場の記事にあります。大陵苑のそばの皇南パン本店で、焼きたてを1個だけ頼むときのひと言は皇南パンの記事に書きました。
土曜なら夕方に回せる
Googleマップの時間どおりなら、土曜は展示館が20時まで開いています。午後に慶州へ着く日は、大陵苑を先に歩いて、博物館を夕方に回す手もあります。土曜は書庫が休みです。夜まで残るなら、閉館時間と帰りの最終KTXを当日に確かめてから動いてください。
❓ 短く答えると
国立慶州博物館の入場料は?
常設展は無料で、予約も不要です。
所要時間はどのくらい?
新羅歴史館と鐘だけなら1時間半。主な館と庭まで回ると2時間半から3時間です。
休館日は?
展示館に曜日の定休はありません(Googleマップ掲載の時間による)。館内の新羅千年書庫は土日と祝日が休みです。
エミレの鐘の音は聞ける?
保存のため、今は定期的には鳴らしていません。
ベビーカーや車いすは借りられる?
どちらも借りられます。車いすの貸し出しは正門、授乳室は新羅歴史館の中です。
📝 まとめ
- 入場無料、予約不要。無料ロッカーあり
- 展示館は10:00〜18:00、土曜だけ20:00まで(Googleマップ掲載)
- エミレの鐘は屋外の鐘閣。今は定期的には鳴らしていない
- 金冠は新羅歴史館、月池の出土品は月池館
- 新羅千年書庫は月〜金10:00〜18:00、無料。土日祝は休み
- 車いすは正門で貸し出し、授乳室は新羅歴史館。電話は054-740-7500
- 新慶州駅からタクシーで約20分、東宮と月池から歩いて約10分