ペギルピョンネン(白日平冷/백일평냉)は釜山・水営区の南川洞にある平壌冷麺の店です。この店について最初に知っておくべきことは味より時計のほうで、昼に行けば待ちなしで座れた人が何人もいて、夜に行くと番号札を渡されて1時間待ったという報告が出ます。同じ店、同じ厨房、違うのは行く時間だけです。
営業は11:30〜15:30と17:30〜。予約は受け付けておらず、入口の受付機(ウェイティング機)に人数を入れて並ぶ方式です。予約不要、というより予約という選択肢が最初からありません。評価はGoogleで4.2(104件)、価格帯は中程度。地下鉄2号線の南川駅が最寄りで、広安里の砂浜から歩ける距離です。

🍜 ペギルピョンネンの冷麺は、何が出てくるのか
平壌冷麺はそば粉の麺を冷たい牛の出汁に沈めた料理です。日本で想像する赤くて甘辛い冷麺とは別物で、スープは薄い灰色をしています。見た目は地味です。飲むと牛の出汁の奥のほうだけが残る、あの感じです。
この店のスープは、ソウルの老舗より少ししっかり味がついています。初めての人はそのまま飲んで「なるほど」と分かる濃さ。逆に、味のない一杯をありがたがるタイプの常連はやや物足りないと書きます。4.2という数字はここから来ています。高評価は理解した人、低評価は宗教体験を期待して昼ごはんが出てきた人です。
麺に箸をつける前に、スープをスプーンで2口。酢とカラシを先に入れると、厨房が何を作ったのか一生わかりません。
麺はしっかりコシがあります。ソウルの筆洞麺屋と食感が近いという声があるので、あちらを食べたことがあれば基準になります。テーブルのハサミは使って構いません。切るのは失礼ではなく、噛み切れない一口を抱えたまま味が飛んでいくほうが損です。
注文はこの順で
- ムル冷麺(スープの冷麺)。初回は必ずこれから。他は全部この派生です。
- えごま油の麺。「これは絶対に頼め」と繰り返し書かれているのがこれです。香ばしくて温度感も違うので、冷たいスープと交互に食べると効きます。
- マンドゥ(餃子)。付け合わせではなく、単体で評判がいいです。
- スユク(茹で肉の皿)。飛ばして構いません。複数の人が同じことを書いています。その予算で麺をもう一種類。
2人なら麺2種+マンドゥ1皿。これで足ります。3品目を足すと、目当ての一杯を味わう前に満腹になります。皿の交換は早めに。えごま油の麺は冷め、冷たいスープはぬるくなるので、おいしい時間は最初の数分に集中しています。
⏰ 営業時間・定休日と、真ん中の2時間
| 曜日 | 昼 | 夜 |
|---|---|---|
| 月 | 11:30–15:30 | 17:30–21:00 |
| 火 | 11:30–15:30 | 17:30–21:00 |
| 水 | 11:30–15:30 | 17:30–21:00 |
| 木 | 11:30–15:30 | 17:30–22:00 |
| 金 | 11:30–15:30 | 17:30–21:00 |
| 土 | 11:30–15:30 | 17:30–21:00 |
| 日 | 11:30–15:30 | 17:30–20:00 |
定休日は掲載されていません。毎日開いている代わりに、15:30〜17:30の2時間は厨房が止まります。ここで転ぶ人が多いです。広安里で写真を撮りすぎて15:20に着いても、もう入れないと思ってください。実質の締め切りは15:00です。
日曜だけ夜が20時終わり、木曜だけ22時まで。どちらも直感に反するので、日曜の夜にここを組み込むのは避けたほうが安全です。ラストオーダーは閉店より早いのが普通なので、閉店1時間前を目安に。

🎟️ 予約不要。受付機は日本語対応、電話番号なしでも並べます
入口に受付機が置いてあります。人数を入力すると順番が発行され、席が空いたら呼び出しが飛ぶ仕組みです。旅行者にとって重要な点が2つあります。
- 画面が日本語に対応しています。韓国語だけの端末とにらめっこする必要はありません。
- 電話番号の代わりにメールアドレスで登録できます。韓国のSIMや電話番号がなくても、ちゃんと列に入れます。
これは地味に大きいです。韓国のウェイティング機は韓国の携帯番号を要求するものが多く、番号がないと通知を受け取れないので店の前に40分立ち続けることになります。ここは登録してから離れて、呼ばれたら戻れます。着いたらメニューを相談する前にまず登録。相談している間も列は進みます。
店の外観より中は広く、回転も速いです。平日13時ごろに着いて前に10組いた人が、15分ほどで着席しています。昼の10組は10組ではありません。夜の10組は本物の10組で、マンドゥとお酒でテーブルが長く埋まるぶん、同じ数字でも待ち時間が跳ね上がります。
行くべき時間と、避ける時間
- 最良:11:30の開店直後、または13:30〜14:30。
- 許容:平日13:00前後。少し待ちますが、たいてい座れます。
- 最悪:夜の部、とくに週末。1時間待ちの報告があります。
- 不可:15:00〜17:30着。厨房が閉まっています。
韓国では冷麺は昼の食べものです。11時半に冷麺を食べていても誰も変な顔をしません。隣も同じことをしています。
🙋 一人でも入れるか、言葉は通じるか
一人で問題ありません。冷麺は一人一杯で完結する料理で、昼のカウンター的な回転の中ではおひとりさまがむしろ普通です。1名は席が空きやすいぶん、列も早く進みます。唯一の損は、麺を2種類食べ比べられないこと。えごま油の麺が気になるなら、次の日にもう一度来る人もいます。
言葉については、受付機が日本語対応という点がいちばん大きいです。店内の会話は韓国語が基本ですが、注文は「물냉면(ムルネンミョン)」「들기름막국수(えごま油の麺)」「만두(マンドゥ)」を指させば通ります。オーナーらしき男性スタッフの対応がとても良かったという声が複数あり、迷っていれば向こうから助けてくれます。混んだ麺屋では珍しいことなので書いておきます。
🚇 行き方(南川駅・地下鉄2号線)
住所は釜山広域市 水営区 南川バダロ10番キル29の1階。最寄りは地下鉄2号線の南川(ナムチョン)駅で、そこから海側の路地に入ります。西面からは2号線で約15分、乗り換えなし。海雲台からも2号線1本で約20分です。広安里の砂浜からは1駅、歩いても20分ほど。
出口は改札を出てから海(広安大橋)の方向へ。地図アプリに目的地を先に入れておけば出口で迷いません。検索は英語表記より韓国語が確実で、Naver MapやKakao Mapに백일평냉と入力すれば一発で出ます。Googleマップでの登録名は100.1.Pyeongnaeng。看板を通りの向こうから探すときはこの数字が目印になります。
- 住所:釜山 水営区 南川バダロ10番キル29 1階
- 掲載電話:050-71419-5515
- 予約:不要(受付機で順番待ち)
- 1階なので、スーツケースやベビーカーでも階段なし
終電の心配はほぼ不要です。この店は遅くても22時(木曜)、通常21時に閉まるので、地下鉄が終わる前に確実に動けます。夜に広安里で粘るつもりなら、2号線の終電時刻だけhumetro.busan.krで確認しておけば十分です。

🕒 モデルコース
半日(昼発・広安里まで)
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 11:20 | 南川駅着。店へ歩き、受付機で登録(メール可) |
| 11:30 | 開店と同時に着席。ムル冷麺+えごま油の麺+マンドゥ |
| 12:20 | 会計。南川洞の路地を10分ほど歩く |
| 12:45 | 広安里の砂浜へ。橋を正面に見る位置で写真 |
| 14:00 | 海沿いのカフェで休憩 |
| 19:00 | 広安大橋のライトアップ。海側から見る |
1日(東側でまとめる)
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 09:30 | 海雲台ビーチを朝の空いた時間に歩く |
| 11:00 | 2号線で海雲台→南川(約20分、乗り換えなし) |
| 11:30 | ペギルピョンネンで昼。11:30着席なら待ちはほぼゼロ |
| 13:00 | 南川駅から1駅、広安へ。砂浜と商店街 |
| 15:30 | カフェ休憩、または水営区のパン屋を回る |
| 18:30 | 広安里で夕食。橋の点灯まで居座る |
| 21:00 | 2号線で宿へ。終電まで余裕あり |
同じ南川洞でもう1食入れたいなら、ビビジェ(南川)が徒歩圏です。木曜休みで、厨房が閉まるのが思ったより早い店なので夜に入れるなら先に読んでおくほうが安全です。
🥢 食べ方の順番
- まずスープだけ。何も入れずに2口。
- 次に麺。ハサミで切るかどうかはお好みで。
- 酢とカラシは少しずつ、途中で味を見ながら。両方いっぺんに入れると一杯が埋まります。
- 最後にスープを飲み切る。お金を払ったのはそこです。
この一杯で平壌冷麺が気に入ったら、街の反対側にもっと硬派な一杯があります。タンミオク(中央洞)は15時に閉まるので、昼の予定に組む必要があります。
昼の枠をどちらに使うか迷っているなら、釜山にはもう一つの冷たい麺があります。ミルミョンは小麦の麺で、値段が安く、甘みがあって最初から食べやすい。こちらのほうが好きだったという旅行者も多いです。両方食べて決めるのがいちばん早いです。
❓ 短く答えると
予約は必要ですか
予約不要です。入口の受付機で順番を取る方式のみ。調整できるのは到着時刻だけです。
どれくらい待ちますか
昼は待ちなしのことも多く、前に10組いても15分程度。夜は1時間待ちの報告があります。
韓国の電話番号がなくても並べますか
並べます。受付機はメールアドレスで登録でき、画面は日本語に対応しています。呼び出しを見逃さないよう、メールの通知はオンにしておいてください。
初めてなら何を頼めばいいですか
ムル冷麺とえごま油の麺を2人で分け、マンドゥを1皿。茹で肉の皿は省略で構いません。
昼と夜の間は開いていますか
閉まります。15:30に一度閉め、17:30に再開。これは毎日同じです。
評価が4.2なのはなぜですか
平壌冷麺は意見が割れる料理だからです。ミシュランの名前で期待値を上げて来た人が、その差を点数にします。低評価を読むと、店ではなくジャンルへの不満が並んでいます。
📌 まとめ
- 昼に行く。11:30の開店直後か13:30以降。1時間待ちが起きるのは夜です。
- 15:30〜17:30は閉店。毎日です。実質の締め切りは15:00。
- 日曜は20時まで、木曜は22時まで。他の曜日は21時まで。
- 予約不要。受付機は日本語対応、メールアドレスで登録できます。
- 注文:ムル冷麺、えごま油の麺、マンドゥ。茹で肉の皿は省略。
- スープを先に飲む。酢とカラシは少しずつ。
- 一人で入れます。むしろ列は早く進みます。
- 住所:水営区 南川バダロ10番キル29 1階。地図アプリには「백일평냉」。
- 4.2/104件、価格帯は中程度、1階、地下鉄2号線 南川駅から徒歩圏。